正解:2)
溶血性黄疸は、赤血球の破壊が亢進し、その結果として
ビリルビンの産生が過剰になる(間接ビリルビンの増加)ことが原因で起こる。
黄疸は原因により、主に次の3つに分類される。
・溶血性黄疸(肝前性):赤血球の溶血亢進によりビリルビン産生が過剰となる。
・肝細胞性黄疸(肝性):肝細胞自体の障害により、ビリルビンの取り込み・抱合・排泄が障害される。
・閉塞性黄疸(肝後性):胆道閉塞などにより、胆汁の排泄が障害される。
選択肢との対応は以下の通りである。
・1)門脈圧亢進:肝硬変などでみられるが、溶血性黄疸の原因とはならない。
・2)ビリルビン生産過剰:溶血亢進によるビリルビン産生増加であり、溶血性黄疸の直接の原因である。
・3)ビリルビン排泄障害:胆汁うっ滞・胆道閉塞などによる閉塞性(肝後性)黄疸のメカニズムである。
・4)グルクロン酸抱合障害:ビリルビンの抱合障害であり、肝細胞性黄疸や先天性高ビリルビン血症(例:Gilbert症候群など)の機序となる。
・5)胆道閉塞:結石や腫瘍による閉塞性黄疸の原因であり、溶血性黄疸の原因ではない。