今日の1日1問(母子保健)12月12日号

小児
母子保健
難易度:★☆☆
分野:ビタミンK欠乏性出血症/新生児ケア

【1日1問】ビタミンK欠乏性出血症の予防として行われる処置はどれ?

ビタミンK欠乏性出血症の予防目的で行う処置はどれか。





正解! よく理解できています。
不正解。 もう一度考えてみましょう。
正解:3)ビタミンKの投与
新生児は腸内細菌が少なく,体内でビタミンKを十分に合成できないため,ビタミンK欠乏性出血症を起こしやすい状態です。
そのため出生直後に経口でビタミンK(K2シロップ)を投与し,さらに生後1週,1か月ごろにも投与することで予防を行います。

● 1)新生児マススクリーニング:
代謝異常などの早期発見を目的とした検査で,ビタミンK欠乏の予防とは無関係。
● 2)BCG接種:
結核予防のワクチンであり,本問とは無関係。
● 4)臍帯処置:
感染予防が目的で,ビタミンK欠乏性出血症とは関係しない。
● 5)Apgarスコアの評価:
新生児の状態を即時評価するための指標であり,予防処置ではない。